The faithless shepherdess Op.12-4 Seven Elizabethan Lyrics,Op. 12 |
不実な羊飼いの娘 7つのエリザベス朝抒情詩 |
While that the sun with his beams hot Scorchèd the fruits in vale and mountain, Philon,the shepherd,late forgot, Sitting beside a crystal fountain, In shadow of a green oak tree, Upon his pipe this song play'd he: Adieu,Love,adieu,Love,untrue Love, Untrue Love,untrue Love,adieu,Love! Your mind is light,soon lost for new love. So long as I was in your sight I was your heart,your soul,your treasure; And evermore you sobb'd and sigh'd Burning in flames beyond all measure: -- Three days endured your love to me And it was lost in other three! Adieu,Love,adieu,Love,untrue Love, Untrue Love,untrue Love,adieu,Love! Your mind is light,soon lost for new love. |
太陽がその熱い光で 谷間や山の果物を焦がすとき 羊飼いのフィロン 最近捨てられたばかりで 透き通った泉のほとりに座っている 緑の樫の木陰で 彼の笛でこの曲を吹きながら歌ってた さよなら 愛よ さよなら 愛 不実な愛よ 偽りの愛 偽りの愛 さよなら 愛よ! お前の心は軽い すぐに新しい恋に惑わされる ぼくがお前の眼中にあった間だけは ぼくはお前の心 お前の魂 お前の宝だったさ どんなときでも お前がすすり泣き ため息をつけば 炎は燃え上がったさ 計り知れない程に: --三日だけ続いたんだ お前のぼくへの愛は そしてそいつは消えちまった 次の三日で! さよなら 愛よ さよなら 愛 不実な愛よ 偽りの愛 偽りの愛 さよなら 愛よ! お前の心は軽い すぐに新しい恋に惑わされる |
「アデュー・ラブ」とフランス語の響きの面白いリフレインを持つこの曲、対応するエリザベス朝の歌はよく分からなかったのですが、ウィリアム・バード()にアカペラの合唱曲があるとEmily Ezustのページではなっていましたからそれから取って来たのかも知れません。ピアノはとても愛らしい擬古典的なメロディを流して、失恋の歌ですがどこかユーモラスな味わいです。
( 2014.11.09 藤井宏行 )