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The infinite shining heavens    
  Songs of Travel
無限に光り輝く天上  
     旅の歌

詩: スティーヴンソン (Robert Louis Balfour Stevenson,1850-1894) イギリス
    Songs of Travel and other verses 6 The infinite shining heavens

曲: ヴォーン=ウィリアムズ (Ralph Vaughan Williams,1872-1958) イギリス   歌詞言語: 英語


The infinite shining heavens
Rose,and I saw in the night
Uncountable angel stars
Showering sorrow and light.

I saw them distant as heaven,
Dumb and shining and dead,
And the idle stars of the night
Were dearer to me than bread.

Night after night in my sorrow
The stars looked over the sea,
Till lo! I looked in the dusk
And a star had come down to me.

無限に光り輝く天上に
昇ったのを 夜、俺は見た
数限りない天使の星たちが
悲しみと光をふりそそぐのを

俺は星たちを天の彼方に見た
押し黙り、光り、死んでいるのを
夜の退屈そうな星たちは
俺にはパンよりもいとおしい

夜ごと夜ごと悲しみの中で
星たちは海を見下ろしていた
そこに見ろ! 俺は夕闇の中に見た
りりしい星がひとつ 俺のもとに降り立つのを


この6曲目では夜空の星の輝きの中に恋人を見つけ出します。夢幻の中でまどろむシーンの音楽として、これほど美しく、そして危うい描写をした音楽をほかに私は知りません。まさに失恋したあまりに壊れてしまいそうな心を描いているのでしょうか。詩の視覚的な美しさも際立っていて、この歌曲集の白眉だと私は思っています。

これはスティーヴンソンの原詩集では6番目の詩です。

( 2008.09.15 藤井宏行 )


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