Til mit hjertes dronning Op.1-3 Tre Sange |
わが心の女王さまに 3つの歌 |
Skal vi vandre en Stund I den dæmrende Lund, Medens Fuldmaanen hist holder Vagt, Jeg vil hviske,min Skat, I den kjølige Nat, Hvad jeg aldrig ved Dagen fik sagt. Jeg ved Stjernenes Skjær, Skal betro Dig en Hær Af Tanker,som aldrig fik Ord, Imens Nathimlens Glands, Som en sølverne Krands, Om din luftige Skjønhed sig snor. Og naar Maanen fra Sky Over Marker og By Udgyder sin sølverne Flod, Vil mig fængsle dens Skin Paa din Pande,din Kind, Vil jeg knæle iløn ved din Fod. Lad os sværme en Stund Da ved Sø og i Lund, Medens Fuldmaanen hist holder Vagt! Jeg vil hviske,min Skat! I den kølige Nat, Hvad jeg aldrig ved Dagen fik sagt. |
私たちはそぞろ歩きましょう しばらくの間 ほの暗い森の中を 満月がここで見守ってくれているから 私はささやきたいのです 愛しいひとよ この涼しい夜に 私が昼間 言えなかったことを 私は星たちの輝きを知っています あなたに思い切って伝えましょう 言葉にならないこの想いを この夜空の輝きが 銀の花輪のように あなたの軽やかな美しさを包んでいる間に そして空から月が 野原や街の上に その銀の光を注ぐ時に 私はその輝きを心に留めたいのです あなたの額の あなたの頬の そして私はあなたの足元にひざまずきたい さあ 一緒にいましょう しばらくの間 湖のほとりや森の中で 満月がここで見守ってくれているから! 私はささやきたいのです 愛しいひとよ! この涼しい夜に 私が昼間 言えなかったことを |
イギリスの詩人シェリーの、思わず赤面してしまいそうなほどの熱い愛の詩に、ノルウェーの女性作曲家バッケル=グロンダールが美しい歌曲を書いています。もちろんオリジナルの英語ではなく、Caralisという人の訳したデンマーク語の詞につけているのではありますが。それと原詩は6節あるのですが、そのうち1・2・3・6節目を選んで作曲しています。訥々とささやきかけるような最初の2節の繰り返し、3節目だけちょっと曲想が変わってゆったりと物思いに浸り、そしてまた最初のささやきのメロディが戻ってきてやさしく曲を閉じます。
( 2014.10.31 藤井宏行 )