口笛 歌曲集「啄木に寄せて歌える」 |
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夜寝ても 口笛吹きぬ 口笛は 十五の我の 歌にしありけり |
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歌曲集最後も「一握の砂」より。若かりし日々を振り返る歌が集められた中ほどにある歌のひとつです。これも私が読むとほろ苦い照れくささが強く感じられるのですが、越谷のメロディは華麗でユーモラス。歌曲集を締めくくるにはぴったりの曲ですがちょっと違うような。しかし歌のインパクトは相当なものです。
( 2014.10.25 藤井宏行 )