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ふるさとの空    
  歌曲集「啄木に寄せて歌える」
 
    

詩: 石川啄木 (Ishikawa Takuboku,1886-1913) 日本
    一握の砂〜秋風のこころよさに 1 ふるさとの

曲: 越谷達之助 (Koshitani Tatsunosuke,1909-1982) 日本   歌詞言語: 日本語


ふるさとの空遠みかも
高き屋にひとりのぼりて
愁ひて下る



再び「初恋」で描き出された気宇壮大な音楽が戻って参ります。これも「初恋」や「やはらかに」に負けないインパクトで印象に残るのですが、残念なことにほとんど歌われることもなくなっています。テーマが大きすぎて「初恋」ほど共感しにくいというところもあるのでしょうか。
「一握の砂」の中ほど 「秋風のこころよさに」とあるサブセクションの最初の歌です。天高き秋の空にふさわしい美しい歌です。

( 2014.10.25 藤井宏行 )


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