雪あかり 歌曲集「啄木に寄せて歌える」 |
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さいはての駅に下り立ち 雪あかり さびしき町にあゆみ入りにき |
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「一握の砂」より。歌曲集の前の「入日影」で描写された汽車に乗って彼は釧路に降り立ちます。当時はまだ本当にさい果てというべきところだったのでしょうね(ちなみに明治41年1月のことでした)。涼しげな、静かな歌です
( 2014.10.25 藤井宏行 )