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Solntse    
 
太陽  
    

詩: レールモントフ (Mikhail Yur'yevich Lermontov,1814-1841) ロシア
      Солнце (1832)

曲: リャトシンスキー (Boris Lyatoshinsky,1895-1968) ウクライナ   歌詞言語: ロシア語


Kak solntse zimnee prekrasno,
Kogda brodja mezh serykh tuch,
Na belye snega naprasno
Ono kidaet slabyj luch!

Tak tochno, deva molodaja,
Tvoj obraz predo mnoj blestit;
No vzor tvoj, schast’e obeshchaja,
Moju li dushu ozhivit?

何と美しいのだ 冬の太陽は
灰色の雲の間を動いて行くとき
白雪はむなしく
かすかな光を投げ返すだけ!

それと同じなのだ 若い乙女よ
お前の姿はぼくの前で輝いている
だが そんな幸福を与えてくれるお前の瞳は
ぼくの魂を甦らせてくれるのだろうか?


レールモントフがまだ10代の1832年に書いた詩です。
すでに詩人の才能が開花しているような味わい深い恋の詩、ロシアの冬の太陽の美しさが見えてくるようです。
ウクライナの作曲家リャトシンスキーが朗々と響くロマンティックな歌にしました。最後の余韻の残し方などもとても味わい深いです。この国出身のバリトン、ヴァシリー・サヴェンコの歌うリャトシンスキー歌曲集(Toccata Classics)で聴くことができます。

( 2014.09.20 藤井宏行 )


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