Solntse |
太陽 |
Kak solntse zimnee prekrasno, Kogda brodja mezh serykh tuch, Na belye snega naprasno Ono kidaet slabyj luch! Tak tochno, deva molodaja, Tvoj obraz predo mnoj blestit; No vzor tvoj, schast’e obeshchaja, Moju li dushu ozhivit? |
何と美しいのだ 冬の太陽は 灰色の雲の間を動いて行くとき 白雪はむなしく かすかな光を投げ返すだけ! それと同じなのだ 若い乙女よ お前の姿はぼくの前で輝いている だが そんな幸福を与えてくれるお前の瞳は ぼくの魂を甦らせてくれるのだろうか? |
レールモントフがまだ10代の1832年に書いた詩です。
すでに詩人の才能が開花しているような味わい深い恋の詩、ロシアの冬の太陽の美しさが見えてくるようです。
ウクライナの作曲家リャトシンスキーが朗々と響くロマンティックな歌にしました。最後の余韻の残し方などもとても味わい深いです。この国出身のバリトン、ヴァシリー・サヴェンコの歌うリャトシンスキー歌曲集(Toccata Classics)で聴くことができます。
( 2014.09.20 藤井宏行 )