Ne penitsja more 10 romansa |
泡立つこともない海 10の歌 |
Ne penitsja more,ne pleshchet volna, derev’ja listami ne dvinut; na gladi prozrachnoj tsarit tishina, kak v zerkale,mir oprokinut. Sizhu ja na kamne; visjat oblaka, nedvizhnye v sinem prostore; dusha bezmjatezhna,dusha gluboka, srodni ej spokojnoe more. |
泡立つこともない海、寄せることもない波 木の葉も動くことなく 澄んだ水面を静けさが支配している 鏡のように、世界がそこに映っている 私は岩の上に座っている;雲は掛かっている 動くこともなく この青い広がりの上に 平静な心、深い心 それはまるでこの静かな海のようだ |
リムスキー=コルサコフの歌曲集「海辺で」Op.46の第2曲と同じ詩です。海の静けさを歌っていますので、バラキレフのメロディもまたゆったりと息づくような穏やかさを見せています。
( 2014.05.05 藤井宏行 )