Riant du ciel et des planètes FP 120 Figure humaine |
天と惑星たちとに笑いかける 人間の顔 |
Riant du ciel et des planètes La bouche imbibée de confiance Les sages veulent des fils Et des fils de leurs fils Jusqu’à périr d’usure Le temps ne pèse que les fous L’abîme est seul à verdoyer Et les sages sont ridicules |
天と惑星たちとに笑いかける 自信をみなぎらせた口 賢者たちは息子を求め そして息子たちのため その息子たちを求める 擦り切れて滅びるまで 時は愚か者だけに重荷を背負わせ 深淵はただ緑だ そして賢者たちは嘲笑されるのだ |
ここで一転して躍動感のある小気味よい音楽になります。しかし詞を見るとそれはたいへんな皮肉を込めていることが分かります。「賢者たちは嘲笑される」のフレーズがしつこいくらいに繰り返されて、この「嘲笑される」にあたるridiculesが本当に小馬鹿にしたようにユーモアを込めて歌われると、この歌が何を訴えたいのかが良く分かるような気がします。「賢者たち」は愚者たちを、そしてその息子たちを駆り集めてそして重荷を背負わせる...戦争を引き起こしたい人たちはどうしてこう自信満々なのでしょうかとでも言いたげな。
( 2014.05.03 藤井宏行 )