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Riant du ciel et des planètes   FP 120  
  Figure humaine
天と惑星たちとに笑いかける  
     人間の顔  

詩: エリュアール (Paul Éluard,1895-1952) フランス
    Poésie et vérité (1942)  Riant du ciel et des planètes

曲: プーランク (Francis Poulenc,1899-1963) フランス   歌詞言語: フランス語


Riant du ciel et des planètes
La bouche imbibée de confiance
Les sages veulent des fils
Et des fils de leurs fils
Jusqu’à périr d’usure
Le temps ne pèse que les fous
L’abîme est seul à verdoyer
Et les sages sont ridicules

天と惑星たちとに笑いかける
自信をみなぎらせた口
賢者たちは息子を求め
そして息子たちのため その息子たちを求める
擦り切れて滅びるまで
時は愚か者だけに重荷を背負わせ
深淵はただ緑だ
そして賢者たちは嘲笑されるのだ


ここで一転して躍動感のある小気味よい音楽になります。しかし詞を見るとそれはたいへんな皮肉を込めていることが分かります。「賢者たちは嘲笑される」のフレーズがしつこいくらいに繰り返されて、この「嘲笑される」にあたるridiculesが本当に小馬鹿にしたようにユーモアを込めて歌われると、この歌が何を訴えたいのかが良く分かるような気がします。「賢者たち」は愚者たちを、そしてその息子たちを駆り集めてそして重荷を背負わせる...戦争を引き起こしたい人たちはどうしてこう自信満々なのでしょうかとでも言いたげな。

( 2014.05.03 藤井宏行 )


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