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Das Vöglein    
  Sechs Lieder für eine Frauenstimme
小鳥  
     女声のための6つの歌

詩: ヘッベル (Christian Friedrich Hebbel,1813-1863) ドイツ
      Das Glück

曲: ヴォルフ (Hugo Wolf,1860-1903) オーストリア   歌詞言語: ドイツ語


Vöglein vom Zweig gaukelt hernieder;
Lustig sogleich schwingt es sich wieder.

Jetzt dir so nah,jetzt sich versteckend;
Abermals da,scherzend und neckend.

Tastest du zu,bist du betrogen,
Spottend im Nu ist es entflogen.

Still! bis zur Hand wird's dir noch hüpfen,
Bist du gewandt,kann's nicht entschlüpfen.

Ist's denn so schwer das zu erwarten?
Schau um dich her: blühender Garten!

Ei,du verzagst? lass es gewähren,
Bis du's erjagst,kannst du's entbehren.

Wird es auch dann wenig nur bringen;
Aber es kann Süssestes singen.

枝の上の小鳥は 羽ばたき降りてきて
楽しそうに再び 飛び去ってゆく

今近づいたかと思えば 次には隠れる
それからまた戻ってくる ふざけてからかってるんだな

お前を捕まえようとしても お前はさっとかわして
馬鹿にしたように、あっという間に 飛び去ってゆくのだ

じっとしてろよ!この手のところに お前が舞い戻ってきたら
しっかり捕まえて 絶対逃がさないからな

だけどつらくないか じっと待ってるってのは?
お前のまわりを見渡してご覧よ 花でいっぱいの庭だ!

おい、もういやだって? 許してやるってか
あいつを捕まえるまでは 辛抱しなくちゃだめだぜ

捕まえたってそいつは 何の役に立つわけでもない
だけどそいつは きれいな声で歌うだろう


シューマンのOp.79 若者のための歌のアルバムにも取り上げられた愛らしい詩です。

( 2014.04.26 藤井宏行 )


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