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Toi ma patiente   FP 120  
  Figure humaine
お前 わが耐える者  
     人間の顔  

詩: エリュアール (Paul Éluard,1895-1952) フランス
    Poésie et vérité (1942)  Toi ma patiente

曲: プーランク (Francis Poulenc,1899-1963) フランス   歌詞言語: フランス語


Toi ma patiente ma patience ma parente
Gorge haut suspendue orgue de la nuit lente
Révérence cachant tous les ciels dans sa grâce
Prépare à la vengeance un lit d’où je naîtrai

お前 わが耐える者 私の忍耐 私の祖先よ
高く持ち上げられた喉 静かな夜の内臓
その優美さの中に天のすべてを覆い隠している畏敬よ
用意してくれ 復讐のために 私が生まれることになるベッドを


短い詩ですが、繰り返しを重ねて2分くらいの歌になっています。静かに慰めるような前半部が、後半2行の「復讐のベッド」のところではわずかに心の怒りを見せているようです。また冒頭の慰めが戻ってきたかと思うと、最後は力を込めて「復讐のベッド」が歌われて幕を閉じます。この「復讐のベッド」とは死の抗議のことでしょうか。歌詞はなかなか凄いことを歌っていました。

( 2014.04.26 藤井宏行 )


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