Pesn’ baleartsa |
バレアル人の歌 |
V ob”jatjakh devy molodoj,ljubzan’em zhguchim raspalennyj, Dykhan’ja zharkogo struej v roskoshnoj nege upoennyj, Pod shopot sladostnykh rechej ja zabyvaju zvuk mechej. V ob”jatjakh devy nezhnoj ja zasypaju bezmjatezhno. Zabudu-l’ obraz devy miloj,zabudu-l’ blesk ee ochej, I shopot sladostnykh rechej sred’ zvukov pirshestva igrivykh? V ob”jatjakh devy nezhnoj ja zasypaju bezmjatezhno I v sladkom sne,ljubov’ju upoennyj,poju ljubov’, I devy chudnuju krasu i devu chudnuju moju! Pod shopot sladostnykh rechej,ja zabyvaju zvuk mechej! |
若き乙女たちの腕の中で 熱きくちづけは燃え上がり 暖かい吐息の流れの中 心地よい疲労感に酔いしれ 甘くささやく会話のうちに 私は剣の音を忘れるのだ 優しき乙女たちの腕の中で 私は平和に眠りにつく いかにして忘れられようか 愛らしき乙女の姿を 忘れられようか その瞳のきらめきを 甘いささやきの会話を 祝宴の陽気なざわめきの中の? 優しき乙女たちの腕の中で 私は平和に眠りにつく そして甘い夢の中 愛の陶酔の中 私は愛を歌うのだ 乙女のすばらしき美しさを そして驚嘆すべきわか乙女のことを 甘くささやく会話のうちに 私は剣の音を忘れるのだ! |
フローベールの小説「サラムボー」のオペラ化に取り組んだムソルグスキーですが、結局完成には至らず、その中のこの曲だけが歌曲として残されました。バレアルというのは大西洋上にあるスペイン領の島々のことだそうです。
( 2014.04.18 藤井宏行 )