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Wie die Wolke nach der Sonne   Op.6-5  
  Sechs Gesänge
ちょうど雲が太陽を追いかけ  
     6つの歌 

詩: ホフマン・フォン・ファラースレーベン (August Heinrich Hoffmann von Fallersleben,1798-1874) ドイツ
      Wie die Wolke nach der Sonne

曲: ブラームス (Johannes Brahms,1833-1897) ドイツ   歌詞言語: ドイツ語


Wie die Wolke nach der Sonne
Voll Verlangen irrt und bangt
Und durchglüht vom Himmelswonne
Sterbend ihr am Busen hangt.

Wie die Sonnenblume richtet
Auf die Sonn' ihr Angesicht
Und nicht eh'r auf sie verzichtet
Bis ihr eignes Auge bricht:

Wie der Aar auf Wolkenpfade
Sehnend steigt ins Himmelszelt
Und berauscht vom Sonnenbade
Blind zur Erde niederfällt:

So auch muß ich schmachten,bangen,
Spähn und trachten,dich zu sehn,
Will an deinen Blicken hangen
Und an ihrem Glanz vergehn.


ちょうど雲が太陽を追いかけ
あふれる願いでいらだち 不安になりながら
天国の喜びに満たされて
死にそうになりながら太陽の胸にすがりつこうとするように

ちょうどヒマワリの花が
太陽の方へと顔を向け
そして決して顔をそらさずに
ついにはその目がつぶれてしまうように

ちょうどワシが雲の小道の上を
焦がれつつ天上へと昇って行き
太陽の光に酔いしれて
目がくらみ地上へと落ちて行くように

そんな風に私も焦がれ 恐れ
覗き見そして試みたいものだ お前に会いたいと
お前の視線から目をそらすことなく
その輝きで死んでしまおう


壮絶な感じすら漂わせる愛の詩ですが、ブラームスはやり過ぎることなく淡々としたメロディをつけています。ところどころ翳りを見せたり、力強くなったりとはしますが、基本は控え目な愛の告白でした。その分インパクトが弱くなってしまったのは勿体ないような気もしますが。

( 2014.03.21 藤井宏行 )


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