Wie die Wolke nach der Sonne Op.6-5 Sechs Gesänge |
ちょうど雲が太陽を追いかけ 6つの歌 |
Wie die Wolke nach der Sonne Voll Verlangen irrt und bangt Und durchglüht vom Himmelswonne Sterbend ihr am Busen hangt. Wie die Sonnenblume richtet Auf die Sonn' ihr Angesicht Und nicht eh'r auf sie verzichtet Bis ihr eignes Auge bricht: Wie der Aar auf Wolkenpfade Sehnend steigt ins Himmelszelt Und berauscht vom Sonnenbade Blind zur Erde niederfällt: So auch muß ich schmachten,bangen, Spähn und trachten,dich zu sehn, Will an deinen Blicken hangen Und an ihrem Glanz vergehn. |
ちょうど雲が太陽を追いかけ あふれる願いでいらだち 不安になりながら 天国の喜びに満たされて 死にそうになりながら太陽の胸にすがりつこうとするように ちょうどヒマワリの花が 太陽の方へと顔を向け そして決して顔をそらさずに ついにはその目がつぶれてしまうように ちょうどワシが雲の小道の上を 焦がれつつ天上へと昇って行き 太陽の光に酔いしれて 目がくらみ地上へと落ちて行くように そんな風に私も焦がれ 恐れ 覗き見そして試みたいものだ お前に会いたいと お前の視線から目をそらすことなく その輝きで死んでしまおう |
壮絶な感じすら漂わせる愛の詩ですが、ブラームスはやり過ぎることなく淡々としたメロディをつけています。ところどころ翳りを見せたり、力強くなったりとはしますが、基本は控え目な愛の告白でした。その分インパクトが弱くなってしまったのは勿体ないような気もしますが。
( 2014.03.21 藤井宏行 )