Figure de force brûlante et farouche FP 86 Tel jour telle nuit |
荒々しく熱い顔立ち ある日ある夜 |
Figure de force brûlante et farouche Cheveux noirs où l’or coule vers le sud Aux nuits corrompues Or englouti étoile impure Dans un lit jamais partagé Aux veines des tempes Comme au bout des seins La vie se refuse Les yeux nul ne peut les crever Boire leur éclat ni leurs larmes Le sang au dessus d’eux triomphe pour lui seul Intraitable démesurée Inutile Cette santé bâtit une prison. |
荒々しく熱い顔立ち 黄金が流れる黒髪 南へと向かう 腐敗した夜に 飲みこまれた黄金 不純な星 決して分かち合われることのないベッドに こめかみの血管にも 乳房の先端のように 生命は自らを否定する その目を誰も盲目にはできない 飲み干せないのだ その輝きも その涙も 血だけが勝ち誇っている ただひとりで 御しがたく 途方もない 無益な この健やかさが牢獄を作るのだ |
前の曲とは一転して恋する想いのやるせなさ、苛立ちをぶつける詩が出てきました。冒頭の音楽は激しく怒りをぶつけています。ただ第2節になると音楽は突如として静かに、ゆっくりとなってその想いを内省しているかのようです。しかし最後はテンポはゆったりしたままですが力強く、恋の想いに閉じ込められた自分自身に怒りをぶつけるように音楽を閉じます。
( 2014.02.07 藤井宏行 )