Wer lieben will,muß leiden Op.49-7 TrV 204 Acht Lieder |
愛することを望む者は 苦しまねばならない 8つの歌曲 |
Wer lieben will,muß leiden; Oh'n Leiden liebt man nicht, Drum bin ich ein armes Mädchen, Kein' Mensch' hab' ich jetzt mehr. Jetzt geh ich auf den Kirchhof, Auf meiner Mutter Grab, Und tu so bitterlich weinen, Bis sie mir Antwort gab. Und durch die Allmacht Gottes Gab sie mir gleich Antwort. Drei Wörtlein tut sie sprechen Aus ihrer kühlen Gruft: Ach,Tochter,liebe Tochter, Erwarte nur die Zeit. Der Tod wird dich schon holen Für in die Ewigkeit. |
愛することを望む者は 苦しまねばならないし 苦悩なしで 愛することはできないの だから私は哀れな娘なのです 誰も私のもとには残されていないのだから 私は墓地に行くわ 私の母さんのお墓のもとに、 そして 激しく泣くのです 母さんが私に答えてくださるまで すると 全能の神さまのおかげで 母さんが私に答えてくれたの 三つの短い言葉を話してくれた 母さんの冷たいお墓の中から ああ 娘や 愛する娘や ただ時だけを待っていなさい 死がすぐにお前のもとに来るのだから 永遠へ連れて行くためにね |
作品49の最後の2曲はアルザスの民謡につけた曲です。アルザス地方の言葉というのがかなりドイツ語に近いのでこのドイツ語訳もほとんど原詩のままなのかも知れません。孤独に苦しむ少女の痛切な嘆きの歌。ソプラノ歌手が好んで取り上げる作品で、シュヴァルツコップの名唱があります。
( 2014.01.03 藤井宏行 )