TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ


A peine défigurée   FP 81  
  Sept chansons
ほとんど変わらざるもの  
     7つのシャンソン 

詩: エリュアール (Paul Éluard,1895-1952) フランス
    La vie immédiate (1932)  A peine défigurée

曲: プーランク (Francis Poulenc,1899-1963) フランス   歌詞言語: フランス語


Adieu tristesse
Bonjour tristesse
Tu es inscrite dans les lignes du plafond
Tu es inscrite dans les yeux que j’aime
Tu n’es pas tout à fait la misère
Car les lèvres les plus pauvres te dénoncent
Par un sourire
Bonjour tristesse
Amour des corps aimables
Puissance de l’amour
Dont l’amabilité surgit
Comme un monstre sans corps
Tête désappointée
Tristesse beau visage

さらば 悲しみよ
こんにちは 悲しみよ
お前は天井の筋の中に刻まれている
お前は 私の愛する瞳の中に刻まれている
お前はそれほど惨めな奴じゃない
なぜなら最も哀れな者がお前をを非難するときも
笑顔でするのだから
こんにちは 悲しみよ
いとしい者たちへの愛
愛の力
その親しみやすさは立ち現われるのだ
体のないモンスターとして
そして失望した頭の
悲しみよ 美しい顔の


無伴奏混声合唱による7つのシャンソン、2曲目からはしばらくポール・エリュアールの詩が続きます。詩はすべてLa vie immédiate 直接の生(1932年)より。いずれも非常に難解で意味の取りにくいものですができるだけ直訳に近い形で日本語をつけてみました。
2曲目の詩は悲しみを擬人化して呼びかけているのでしょう。それほど悲惨ではないとは言いながらじんわりとにじみ出てくる悲しみの感情。静かに語りかけるような音楽が魅力的です。

( 2014.01.02 藤井宏行 )


TOPページへ  更新情報へ  作曲者一覧へ