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Sterne jubeln,das Meer,es leuchtet    
  Gurrelieder Teil 1
星が歓呼し 海は輝きながら  
     グレの歌 第1部

詩: アルノルト (Robert Franz Arnold,1872-1938) ドイツ
      Stjerner juble,Søen lyser 原詩: Jens Peter Jacobsen ヤコブセン,Gurresange 4

曲: シェーンベルク,アルノルト (Arnold Schonberg,1874-1951) オーストリア   歌詞言語: ドイツ語


Sterne jubeln,das Meer,es leuchtet,
Presst an die Küste sein pochendes Herz,
Blätter,sie murmeln,es zittert ihr Tauschmuck,
Seewind umfängt mich in mutigem Scherz,
Wetterhahn singt,und die Turmzinnen nicken,
Burschen stolzieren mit flammenden Blicken,
Wogende Brust voll üppigen Lebens
Fesseln die blühenden Dirnen vergebens,
Rosen,sie mühn sich,zu spähn in die Ferne,
Fackeln,sie lodern und leuchten so gerne,
Wald erschliesst seinen Bann zur Stell',
Horch,in der Stadt nun Hundegebell.
Und die steigenden Wogen der Treppe
Tragen zum Hafen den fürstlichen Held,
Bis er auf alleroberster Staffel
Mir in die offenen Arme fällt.

星が歓呼し 湖は輝きながら
岸辺に押し付けてきます その脈打つ胸を
木の葉はざわめき その露の縁取りは震え
海の風は私を力強い戯れで包みます
風見鶏は歌い 塔の先端は揺れて
若者たちは燃える眼差しで誇らしげに
あふれる生命で胸を波打たせ
花咲く乙女たちはそれを静めようとしますが無駄です
バラは首を伸ばします 遠くを見ようとして
松明は燃えて あたりを明るく照らし
森はその魅力を開きます
お聞きください 街では今 犬の吠え声が
そして高まる階段の波が
港へと導くのです この英雄を
一番高い檀上へと
私の広げた腕の中へと飛び込むのです


王を迎え入れるトーヴェの歌も、愛する人に出会えた喜びで力強く盛り上がっています。歌の最後に高らかに管弦楽が奏でるのは前の王の歌でも出てきた愛の動機、後奏でも管弦楽が爆発する中この動機は力強く奏でられます。そしてこれから二人の逢瀬が始まります。

( 2012.11.09 藤井宏行 )


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