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Jou l'pount d'o Mirabel    
  Chant d'Auvergne Vol.4
ミラベルの橋の上で  
     オーベルニュの歌 第4集

詩: フランス語の民謡 (chanson folklorique,-) 
      

曲: カントルーブ (Marie-Joseph Canteloube de Malaret,1879-1957) フランス   歌詞言語: オック語


Jou l'pount d'o Mirabel
Cotorino lobabo,
Jou l'pount d'o Mirabel
Cotorino lobabo,

Bengèrou o possa
Très cobolhès d'ormado,
Bengèrou o possa
Très cobolhès d'ormado,

Jou l'pount d'o Mirabel
Cotorino plourabo,
Jou l'pount d'o Mirabel
Cotorino plourabo,


ミラベルの橋の上で
コトリノは洗濯してた
ミラベルの橋の上で
コトリノは洗濯してた

そこへ通りかかったのは
そこへ通りかかったのは
三人の着飾った騎士
三人の着飾った騎士

ミラベルの橋の上で
コトリノは泣いていた
ミラベルの橋の上で
コトリノは泣いていた


第4集は他の3集から少し遅れて1930年の出版、従ってこれ以降の作品は歴史的録音のマドレーヌ・グレイが歌ったものには含まれておりません。第3集までの素朴な美しいメロディには負けるかも知れませんが、多彩な表情にあふれて楽しい歌曲集です。
「コトリノ」は標準語読みにするとカトリーナでしょうか。女の子の名前です。息の長いゆったりとした音楽で始まりますが、同じ歌の節が中間部では彼女の心の揺れを表しているのでしょうか、伴奏が激しく揺らぎます。そして再び、静かな冒頭のメロディ。詩であまり語らずに音楽の余韻で語らせるたいへんに味わい深い曲です。

( 2012.08.04 藤井宏行 )


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