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Der Gärtner   Op.107-3  
  Sechs Gesänge
庭師  
     6つの歌

詩: メーリケ (Eduard Friedrich Mörike,1804-1875) ドイツ
    Gedichte  Der Gärtner

曲: シューマン,ロベルト (Robert Alexander Schumann,1810-1856) ドイツ   歌詞言語: ドイツ語


Auf ihrem Leibrößlein
So weiß wie der Schnee,
Die schönste Prinzessin
Reit't durch die Allee.

Der Weg,den das Rößlein
Hintanzet so hold,
Der Sand,den ich streute,
Er blinket wie Gold.

Du rosenfarbs Hütlein
Wohl auf und wohl ab,
O wirf eine Feder
Verstohlen herab!

Und willst du dagegen
Eine Blüte von mir,
Nimm tausend für eine,
Nimm alle dafür!

彼女の愛馬
雪のように白い馬に跨り
こよなく美しい姫君は
並木道を駆けて行く

道を馬が
ゆるやかに舞い
私の撒いた砂が
黄金のようにきらめく

バラ色の小さな帽子は
上に下にと揺れている
おお一枚の羽を落としてくれ
こっそりと下に

お前がその代わりに
一本の花が欲しければ
何千本でも持って行くがいい
全部それの代わりに!


美しい情景描写の詩です。ヴォルフがそのメーリケ歌曲集の中に取り上げたものがとても有名でよく取り上げられていますが、シューマンの作品は存在すらほとんど知られていないかも知れません。全盛期の押しの強い美しさはないかも知れませんがそれでも愛らしい魅力にあふれた佳曲ではあるのですが。1851年の作曲。

( 2012.07.07 藤井宏行 )


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