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Der zürnende Barde   D 785  
 
怒りの吟遊詩人  
    

詩: ブルッフマン (Franz Seraph Ritter von Bruchmann,1798-1867) オーストリア
      Der zürnende Barde

曲: シューベルト (Franz Peter Schubert,1797-1828) オーストリア   歌詞言語: ドイツ語


Wer wagt's,
Wer will mir die Leier zerbrechen,
Noch tagt's,
Noch glühet die Kraft,mich zu rächen.

Heran,heran,ihr alle,
Wer immer sich erkühnt,
Aus dunkler Felsenhalle
Ist mir die Leier gegrünt.

Ich habe das Holz gespalten
Aus riesigem Eichenbaum,
Worunter einst die Alten
Umtanzten Wodans Saum.

Die Saiten raubt ich der Sonne,
Den purpurnen,glühenden Strahl,
Als einst sie in seliger Wonne
Versankt in das blühende Tal.

Aus alter Ahnen Eichen,
Aus rotem Abendgold
Wirst Leier du nimmer weichen,
So lang die Götter mir hold.

誰かがあえて
おれの竪琴を壊そうとしても
まだ大丈夫だ
まだ力は燃えているぞ おれに復讐の力は

来いよ 来いよ お前たち皆
いつもそんなことをしようとする奴らよ
あの暗い岩の隙間から
この竪琴は芽吹いたのだ

おれは板をかち割った
巨大なカシの木から切り出して
その木の下ではかつて古代人が
ヴォーダンのまわりを踊っていたのだ

この弦はおれが太陽から奪ったものだ
あの真っ赤な 輝く光線を
かつて太陽が 至福の喜びで
花咲く谷間に沈もうとしたときに

古代人たちのカシの木から
赤い夕暮れの光からできているのだ
竪琴よ お前は決して壊されはしない
神々が私を大事にしている限りは


( 2012.05.27 藤井宏行 )


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