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Hippolits Lied   D 890  
 
ヒッポリートの歌  
    

詩: ゲルステンベルク (Georg Friedrich Konrad Ludwig Gerstenbergk,1780-1838) ドイツ
      

曲: シューベルト (Franz Peter Schubert,1797-1828) オーストリア   歌詞言語: ドイツ語


Laßt mich,ob ich auch still verglüh',
Laßt mich nur stille geh'n;
Sie seh' ich spät,sie seh' ich früh'
Und ewig vor mir steh'n.

Was ladet ihr zur Ruh' mich ein?
Sie nahm die Ruh' mir fort;
Und wo sie ist,da muß ich sein,
Hier sei es,oder dort.

Zürnt diesem armen Herzen nicht,
Es hat nur einen Fehl;
Treu muß es schlagen,bis es bricht,
Und hat dess' nimmer Hehl.

Laßt mich,ich denke doch nur sie;
In ihr nur denke ich;
Ja,ohne sie wär' ich einst nie
Bei Engeln ewiglich.

Im Leben denn und auch im Tod,
Im Himmel,so wie hier,
Im Glück und in der Trennung Not
Gehör' ich einzig ihr.

放っておいてくれ たとえ私が静かに燃えていようと
ただ私を静かに行かせておくれ
彼女が見える 夜遅くにも 彼女が見える 朝早くにも
永遠に私の前に立っているのだ

なぜお前たちは安らぎへと私を導こうとするのだ?
彼女が安らぎを私から奪ったのに
そして彼女がどこにいようと そこに私は居なければならぬ
それがここであろうと あそこであろうとも

この哀れな心を怒らせるな
これにはただひとつの欠点があるのだ
忠実に鼓動し続けるのだ 破れてしまうまで
そして決して誰にも隠しごとはしない

放っておいてくれ 私は彼女のことだけを考える
彼女のことだけを考えるのだ
そう 彼女なしでは私は決して行けないだろう
天使のもとへは 永遠に

なぜなら生にあっても 死にあっても
天国でも この地上でも
幸せにあっても 別れの苦しみのもとでも
私は彼女だけのものなのだから


女流作家ヨアンナ・ショーペンハウアの小説「ガブリエーレ」を基にした詩です。

( 2012.05.19 藤井宏行 )


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