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Lied der Delphine   Op.124-1 D 857  
  Zwei Szenen aus dem Schauspiel “Lacrimas”
デルフィーネの歌  
     ラクリマスよりの2つの劇唱

詩: シュッツ (Wilhelm von Schütz,1776-1847) ドイツ
      

曲: シューベルト (Franz Peter Schubert,1797-1828) オーストリア   歌詞言語: ドイツ語


Ach was soll ich beginnen
Vor Liebe?
Ach,wie sie innig durchdringet
Mein Inn'res!
Siehe,Jüngling,das Kleinste
Vom Scheitel
Bis zur Sohl' ist dir einzig
Geweihet.
O Blumen! Blumen! verwelket,
Euch pfleget
Nur,bis sie Lieb' erkennet,
Die Seele
Nichts will ich tun,wissen und haben,
Gedanken
Der Liebe,die mächtig mich fassen,
Nur tragen,
Immer sinn' ich,was ich aus Inbrunst
Wohl könne tun,
Doch zu sehr hält mich Liebe im Druck,
Nichts läßt sie zu.
Jetzt,da ich liebe,möcht' ich erst leben,
Und sterbe,
Jetzt,da ich liebe,möcht' ich hell brennen,
Und welke.
Wozu auch Blumen reihen und wässern?
Entblättert!
So sieht,wie Liebe mich entkräftet,
Sein Spähen.
Der Rose Wange will bleichen,
Auch meine,
Ihr Schmuck zerfällt,wie verscheinen
Die Kleider.
Ach Jüngling,da du mich erfreuest
Mit Treue,
Wie kann mich mit Schmerz so bestreuen
Die Freude?

おお 何をしたらいいの
愛のために?
おお なんて愛は深く貫き通るのかしら
私の中を
ご覧なさい 若者よ こんな小さなものが
頭から
足の先まで あなただけに
捧げられているのです
おお花たちよ! 花たちよ! しおれるがいい
お前たちが慈しまれるのは
ただ 愛を知るまでのこと
この魂が
何も私はしたくない 知らない 要らない
この思い
愛への思い 私を力強く掴む思い
それだけを抱いているの
いつも私は考えている 何を私は熱情をこめて
いったいできるのかしら と
だけどあまりにきつく私を愛が私を抑えつけているので
私は何もできないの
今私は愛し 初めて生きていたいと願い
でも死んでゆくの
今私は愛し 明るく燃えたちたいと願い
でも色あせてゆく
何のために花は並べられ 水を与えられるの?
葉がむしり取られてるのに!
そんな風に見てる 愛が私をやつれさせているのを
彼の視線は
彼のバラ色の頬もやがて蒼ざめるでしょう 
私の頬も
花の装いも壊れてゆくの 華やかな
衣装がそうであるように
おお若者よ あなたは私を歓ばせてくれた
その誠実さで
どうして私に苦しみを振り撒くのかしら
その歓びが?


( 2012.05.03 藤井宏行 )


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