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Der blinde Knabe   Op.101-2 D 833  
 
盲目の少年  
    

詩: ヤケルッタ (Jakob Nicolaus von Craigher de Jachelutta,1797-1855) ドイツ
       原詩:シバー Colley Cibber,

曲: シューベルト (Franz Peter Schubert,1797-1828) オーストリア   歌詞言語: ドイツ語


O sagt,ihr Lieben,mir einmal,
Welch Ding ist's,Licht genannt?
Was sind des Sehens Freuden all',
Die niemals ich gekannt?

Die Sonne,die so hell ihr seht,
Mir Armen scheint sie nie;
Ihr sagt,sie auf- und niedergeht,
Ich weiß nicht,wann noch wie.

Ich mach' mir selbst so Tag und Nacht,
Dieweil ich schlaf' und spiel',
Mein inn'res Leben schön mir lacht,
Ich hab' der Freuden viel.

Zwar kenn' ich nicht,was euch erfreut,
Doch drückt mich keine Schuld,
Drum freu' ich mich in meinem Leid
Und trag' es mit Geduld.

Ich bin so glücklich,bin so reich
Mit dem,was Gott mir gab,
Bin wie ein König froh,obgleich
Ein armer,blinder Knab'.

おお言って下さい!大好きなみなさん ぼくに一度
それがどんなものなのか あの光と呼ばれるものが?
ものを見る喜びとは一体どんなものなのですか
ぼくが決して知ることのない喜びは

太陽は皆さんにはとても明るく見えるけれど
哀れなぼくには全然見えません
皆さんはおっしゃいます 太陽は昇ったり沈んだりすると
でもぼくにはわかりません いつどのようになのか

ぼくは自分でなんでもこなします
眠ったり遊んだりするときも
ぼくの心の中の生活はぼくにほほ笑みかけ
ぼくは十分に満ち足りているのです

ぼくは皆さんを楽しませているものは知りません
でもそれで罪の意識に苛まれたりはしません
だからぼくは楽しくあるのです 苦しみの中でも
そして苦しみに耐えていくのです

ぼくは十分幸せです 十分に豊かです
神様がぼくに下さったものだけで
王様のように楽しいのです
哀れな目の見えない男の子だけど


( 2012.03.23 藤井宏行 )


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