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Frühlingsglaube   Op.20-2 D 686  
 
春への想い  
    

詩: ウーラント (Johann Ludwig Uhland,1787-1862) ドイツ
    Lieder - Frühlingslieder 2 Frühlingsglaube (1813)

曲: シューベルト (Franz Peter Schubert,1797-1828) オーストリア   歌詞言語: ドイツ語


Die linden Lüfte sind erwacht,
Sie säuseln und wehen Tag und Nacht,
Sie schaffen an allen Enden.
O frischer Duft,o neuer Klang!
Nun,armes Herze,sei nicht bang!
Nun muß sich alles,alles wenden.

Die Welt wird schöner mit jedem Tag,
Man weiß nicht,was noch werden mag,
Das Blühen will nicht enden;
Es blüht das fernste,tiefste Tal:
Nun,armes Herz,vergiß der Qual!
Nun muß sich alles,alles wenden.

優しい風が目を覚まして
日ごと夜ごとにそよぎ起こり
そこかしこで吹きはじめている
ああ、瑞々しい薫り、新鮮な響き!
さあ沈んだ心よ、もう心配ない
今やすべてが、すべてが変わるのだ

世界は日ごとに美しさを増して
その先は思いも及ばす
花々は尽きることなく咲き乱れる
あの遥かな深い谷も花盛りだ
さあ沈んだ心よ、苦しみを忘れよう!
今やすべてが、すべてが変わるのだ

言わずと知れたシューベルトの名歌曲です。どうも主人公は春の訪れを無理やり喜ぼうとしているようですね。演奏は白井さん、グルベローヴァなど。

( 2004.02.16 甲斐貴也 )


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