An den Mond Op.13-4 5 Lieder und ein Kanon |
月に寄せて 5つの歌曲とひとつのカノン |
Sanftes Licht Weiche nicht! Leite des Geliebten Tritte Her zu dieser stillen Hütte, Wo an seines Mädchens Brust Ihn erwartet Himmelslust. Unbelauscht Umgetauscht Herz um Herz und Treu für Treue, Fern von Neid und fern von Reue, Wie in stolzer Säle Pracht Für die Liebe friedlich wacht. Kerzenschein Ist nicht rein! Nur in Deinem milden Strahle, Schwelgt das Herz beim Göttermahle, Das der Liebe Hand ihm beut, Unbelauscht und unbereut. |
柔らかな光よ 消えたりしないで 恋する人の歩みを照らしておくれ この静かな小屋のところまで ここではその乙女の胸に 天国の喜びが待っているのだ 感づかれることなく 交わし合うのだ 心と心 誠と誠 羨望からも遠く 後悔からも遠く まるで堂々たる広間の壮麗さの中で 愛のために親しげに見守っているかのように ロウソクの光では 清らかではないのだ ただお前の澄んだ光線だけが 心に神聖な喜びを描き出す 愛の手がそれを与えてくれるのだ 感づかれることなく そして見つけられることなく |
( 2012.02.04 藤井宏行 )