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Lo fiolaire    
  Chant d'Auvergne Vol.3
糸紡ぎ女  
     オーベルニュの歌 第3集

詩: フランス語の民謡 (chanson folklorique,-) 
      

曲: カントルーブ (Marie-Joseph Canteloube de Malaret,1879-1957) フランス   歌詞言語: オック語


Ton qu'èrè pitchounèlo,
Gordavè loui moutous.
Ti lirou lirou...
lirou lirou...la la diri tou tou
la lara!

Obio 'no counoulhèto
è n'ai près u postrou.
Ti lirou lirou...
lirou lirou...la la diri tou tou
la lara!

Per fa l'obiroudèto
Mè domound' un poutou.
Ti lirou lirou...
lirou lirou...la la diri tou tou
la lara!

È ièu soui pas ingrato,
Èn lièt d'un n'in fau dous!
Ti lirou lirou...
lirou lirou...la la diri tou tou
la lara!


あたし 小さかったときに
羊の番をしていたわ
ティ・リル・リル・リル・リル・リル・リル・リル
リル・リル・リル・リル ラ・ラ・ディリ・トゥ・トゥ
ラ・ラ

あたしは糸巻きを持ってたし
あたしは羊飼いさんをひとり捕まえたの
ティ・リル・リル・リル・リル・リル・リル・リル
リル・リル・リル・リル ラ・ラ・ディリ・トゥ・トゥ
ラ・ラ

代わりに羊の番をするからと
あたしに羊飼いさんはくちづけを求めた
ティ・リル・リル・リル・リル・リル・リル・リル
リル・リル・リル・リル ラ・ラ・ディリ・トゥ・トゥ
ラ・ラ

あたし しみったれた女じゃないから
彼に二度もしてあげたのよ
ティ・リル・リル・リル・リル・リル・リル・リル
リル・リル・リル・リル ラ・ラ・ディリ・トゥ・トゥ
ラ・ラ


この曲はルチアーノ・ベリオの初期の傑作「フォークソングス」でもたいへん魅力的な編曲で取り上げられており、オーベルニュの歌の中でも比較的良く知られたもののひとつです。糸を紡ぎながら鼻唄のように口ずさんでいるのでしょう。けっこう歳をくった女性が歌っている姿を連想してしまいました。ユーモラスですがちょぴり若い娘には恥ずかしくて言えない台詞ですしね。

( 2011.12.02 藤井宏行 )


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