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Die abgebluhte Linde   Op.7-1 D 514  
 
盛りを過ぎた菩提樹  
    

詩: セーチェーニィ (Lajos Széchényi de Sárvár-Felsővidék,1781-1855) オーストリア
      

曲: シューベルト (Franz Peter Schubert,1797-1828) オーストリア   歌詞言語: ドイツ語



Wirst du halten,was du schwurst,
Wenn mir die Zeit die Locken bleicht?
Wie du über Berge fuhrst,
Eilt das Wiedersehn nicht leicht.


Ändrung ist das Kind der Zeit,
Wo mit Trennung uns bedroht,
Und was die Zukunft beut,
Ist ein blässer's Lebensrot.

Sieh,die Linde blühet noch,
Als du heute von ihr gehst;
Wirst sie wieder finden,doch
Ihre Blüten stiehlt der West.

Einsam steht sie dann,vorbei
Geht man kalt,bemerkt sie kaum.
Nur der Gärtner bleibt ihr treu,
Denn er liebt in ihr den Baum.

レチタティーヴォ
あなたは誓いを守りますか
わたしの髪が白くなっても?
あなたは山々の向こうに行ってしまうのだから
再び会うまでには長い年月がたつでしょう

アリア
世の中は常に移り変わり
別れが私たちをおびやかすのです。
そして未来にあるものは
あおざめた命の光だけ

ご覧なさい まだ菩提樹は咲いています。
あなたが旅立つときには
けれど あなたが再びそれを見るときには
花は西風に吹き飛ばされていることでしょう

ひとりぼっちで立ち尽くし そのそばを
冷たい人々が通り過ぎます 気付くこともなく
でも庭師だけは変わらず尽くすのです
その木を本当に愛しているのですから


○マティス(S)&ジョンスン(P)(英ハイペリオン)
○フィッシャー=ディースカウ(Br)&ムーア(P)(グラモフォン)

アリアの部分の旋律がシューベルトとしてはやや平凡なのが余り歌われない理由でしょうか。わたしが持っているディスクでは、フィッシャー=ディースカウの大全集以外にはハイペリオンの歌曲全集シリーズのマティスしかありません。両者とも全集録音の一環としての収録でしょう。
昨年来日したマティスはこの曲を取り上げました。マティスのシューベルトは非常に素晴らしいのですが、残念ながらレパートリーが狭く、10年ほど前のノヴァリスレーベルへのたった1枚のリサイタル盤と、来日公演の曲目がほとんど同じ、という有り様です。それ以外では、この曲を含むハイペリオン盤収録の曲が3曲ほど歌われました。とても良かったです。

( 1998.08.02 甲斐貴也 )


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