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Dans un parfum de roses blanches   Op.95  
  La chanson d'Eve
白いバラの香りの中に  
     イヴの歌

詩: ヴァン・レルベルグ (Charles van Lerberghe,1861-1907) ベルギー
    La Chanson d'Ève - 1. Premières Paroles 27 Dans un parfum de roses blanches

曲: フォーレ (Gabriel Fauré,1845-1924) フランス   歌詞言語: フランス語


Dans un parfum de roses blanches,
elle est assise et songe;
et l'ombre est belle comme s'il s'y mirait un ange...

L'ombre descend,le bosquet dort;
Entre les feuilles et les branches,
Sur le paradis bleu s'ouvre un paradis d'or;

Une voix qui chantait,tout à l'heure,murmure...
Un murmure s'exhale en haleine et s'éteint.

Dans le silence il tombe des pétales...


白いバラの香りの中に
彼女は座り夢を見ています
暗闇は美しいのです まるで天使の姿が映し出されているように

夕暮が降りてきて 茂みは眠ります
その葉や枝の間
青い楽園の上に黄金の楽園が開かれます

歌っていた声はつぶやきとなり
つぶやきは吐息となって吐き出され そして消えて行きます

静けさのなかで、花びらが散り落ちる…


冒頭の曲から久しぶりにイブを外から見つめる歌です。音楽も再び朗唱風の静かなものになります。イブの黄昏も近づいてきているようですね。もっとも原詩では最初のセクション(若い頃の描写)のところから持ってきてフォーレは作曲しているのではありますが...

( 2011.11.26 藤井宏行 )


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