Veilles-tu,ma senteur de soleil Op.95 La chanson d'Eve |
お前は目覚めているのかしら、私の太陽の香りよ イヴの歌 |
Veilles-tu,ma senteur de soleil, Mon arôme d'abeilles blondes, Flottes-tu sur le monde, Mon doux parfum de miel? La nuit,lorsque mes pas Dans le silence rôdent, M'annonces-tu,senteur de mes lilas, Et de mes roses chaudes? Suis-je comme une grappe de fruits Cachés dans les feuilles, Et que rien ne décèle, Mais qu'on odore dans la nuit? Sait-il à cette heure, Que j'entr'ouvre ma chevelure, Et qu'elle respire? Le sent-il sur la terre? Sent-il que j'étends les bras Et que des lys de mes vallées, Ma voix qu'il n'entend pas Est embaumée? |
お前は目覚めているのかしら、私の太陽の香りよ 金色の蜜蜂の私の香りよ お前はこの世の上を飛び回っているのかしら 私の甘い蜜の香水よ? 夜に、私の足取りが 静けさの中をさまようとき お前は先駆けをしているのかしら 私の甘いリラの そして私の熱いバラの香りよ? 私はまるで果物の房のようなものなのかしら 木の葉の陰に隠れていて 何も姿を暴かないのだけれど 香りだけが夜に漂う果物は? 彼は知っているのでしょうか、この時を 私がこの髪を少し解き 髪が息づいているこの時を? 地上でそれを感じているのでしょうか? 彼は感じているのでしょうか、私が腕を広げて 私の谷間のユリから 彼には聞こえない私の声が 薫っていることを? |
久々に情熱的な愛の歌が戻ってきます。このメロディはフォーレの初期や中期の華やかなスタイルの片鱗も残っていてこの歌曲集の中ではもっとも聴きやすい曲ではないでしょうか。ピアノ伴奏の速いリズムに乗せて、一気に駆け抜けて行きます。
( 2011.11.13 藤井宏行 )