Korol’kov Op.28-2 6 Romansov |
宝石の首飾り 6つのロマンス |
Kak poshel ja s kazakami, Ganna govorila: “Za tebja ja so slezami Boga umolila: Ty vernesh’sja s pervoj bitvy Vesel i zdoroz - Privezi zh mne za molitvy Nitku korol’kov!” Bog poslal nam atamana: Srazu my razbili V pukh i prakh vse vojsko khana, Gorod poloni li, Sbili krepkie vorota - Pir dlja kazakov! U menja odna zabota Nika korol’kov! Vdrug sama v glaza blesnula Znat’ pomog vsevyshnij - I sama mne v gorst’ jurknula Aloj,krupnoj vishnej. Ja dobychu krepko stisnul, Da i byl takov: Prjamo k Ganne step’ju svistnul S nitkoj korol’kov. I ne sprashival ja broda, Gati ili mosta... Zvon u nashego prikhoda; Ljud valit s pogosta - I krichit mne vsja gromada Sotnej golosov: “Ganna tam - i ej ne nado Nitki korol’kov!” Serdtse szhalos’,zamiraja, V grudi razdroblennoj, I upal s konja,rydaja, Ja pred ikonoj! o poshchade Ja molil bez slov I povesil na oklade Nitku korol’kov. |
俺がコサックと共に戦いに出かけたときに ハンナは言ったのさ 「あなたのために私は涙を流して 神様にお祈りしました あなたは帰ってくるでしょう 最初の戦から 元気に 変わりなく どうか私に持ってきてください お祈りの代わりに 宝石の首飾りを!」 神様は俺たちに隊長をお授け下さり たちまちのうちに俺たちは打ち破ったのさ 徹底的に ハンのすべての軍勢を 街を占領し 頑丈な城門を打ち壊した 祝宴だ コサックたちのための! だが俺にはひとつ気掛かりがあった 宝石の首飾りだ 突然にそいつは俺の目の前で輝いた わかるさ 全能の神のお助けだと そしてそいつは俺の手の中に飛び込んできやがった 真っ赤な でっかいサクランボだぜ 俺はその獲物をしっかりと握り締めた そうだ そういうことなんだ 一目散にハンナのもとへと草原の上を馬に鞭打った 宝石の首飾りを手に そして俺は道を尋ねることもなく 浅瀬や 丸木橋 そして橋を越えた 鐘がなっている われらの村の教区では 村人たちが教会の庭から出てきて 俺目がけて一斉に叫んだ 何百もの声が 「ハンナはあそこさ もう必要ないぞ 宝石の首飾りは!」と 心臓が締め付けられ 止まってしまいそうになった この引き裂かれた胸の中で 俺は馬から飛び降り すすり泣きながら 聖像の前に立った! お慈悲を求めて 俺は祈った 言葉なく そして墓の上にかけたのさ 宝石の首飾りを |
もともとはポーランドのバラード(作者はシロコムラ)だそうです。
( 2011.11.03 藤井宏行 )