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L'Antouèno    
  Chant d'Auvergne Vol.2
アントウェノ  
     オーベルニュの歌 第2集

詩: フランス語の民謡 (chanson folklorique,-) 
      

曲: カントルーブ (Marie-Joseph Canteloube de Malaret,1879-1957) フランス   歌詞言語: オック語


Quond onorèn o lo fièïro,ié!
Quond onorèn o lo fièïro,ô!
Li onorèn tuoï dous,l'Antouèno!
Li onorèn tuoï dous.

Croumporèn uno baquetto,ié!
Croumporèn uno baquetto,ô!
La croumporèn touï dous,l'Antouèno!
La croumporèn touï dous.

La baquetto séro méouno,ié!
La baquetto séro méouno,ô!
Lèi cornoï sèroun pèr bous,l'Antouèno!
Lèi cornoï sèroun pèr bous!

市場にいくときには イエ!
市場にいくときには オ!
一緒にいこうよ アントウェノへ!
一緒にいこうよ 

牛を一頭買おうよ イエ!
牛を一頭買おうよ オ!
そいつを一緒に買おう アントウェノで!
そいつを一緒に買おう

その牛はわたしのものよ イエ!
その牛はわたしのものよ オ!
その角はあなたのものだけど アントウェノで!
その角はあなたのものだけど


街道を行く馬引きの歌う馬子唄のような息の長いメロディの朗々たる歌。歌詞はなかなかにユーモラスですが、あまりそんな感じも見せずのどかにゆったりと歌われます。アントウェノというのは呼びかけている相手の人の名前であるかのような解釈もありますが(あるいはただの掛け声なのかも知れませんが)、ここでは市場のある地名と考えてみました。

( 2011.10.29 藤井宏行 )


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