Ona,kak polden’,khorosha Op.14-9 Dvenadtsat’ romansov |
彼女は真昼のように美しく 12のロマンス |
Ona,kak polden’,khorosha, Ona zagadochnej polnochi. U nej neplakavshija ochi I nestradavshaja dusha. A mne,ch’ja zhizn’ bor’ba i gore, Po nej tomit’sja suzhdeno. O! Tak vechno plachushee more V bezmolvnyj bereg vljubleno. |
彼女は 真昼のように 美しく 彼女は 真夜中のように 謎めいている 彼女は 涙で満たされることのない瞳を持ち 悩みで満たされることのない魂を持っている だがこの私、人生が戦いと悲しみである者は 彼女に憧れるように定められているのだ おお! こうして 永遠にざわめく海は 静かな岸辺を恋するのだ |
これも熱い愛の賛歌ですが、ラフマニノフはじっくりと噛みしめるような語りの音楽を付けました。従ってどうしても地味になってしまいますが、詩と共にじっくりと聴きこむとなかなか面白い音楽となっています。
( 2010.01.23 藤井宏行 )