Ja byl u nej Op.14-4 Dvenadtsat’ romansov |
私は彼女のところにいた 12のロマンス |
Ja byl u nej; ona skazala: “Ljublju tebja,moj milyj drug!” No etu tajnu ot podrug khranit’ mne strogo zaveshchala. Ja byl u nej,na prelest’ zlata Kljalas’ menja ne promenjat’; Ko mne lish’ strastiju pylat’, Menja ljubit’,ljubit’,kak brata. Ja byl u nej; ja vechno budu S ee dushoj dushoju zhit’. Puskaj ona mne izmenit’, No ja izmennikom ne budu. |
私は彼女のところにいた、彼女は言った 「愛してるわ あたしの愛しいひと!」 けれどこの秘密を彼女の友達には しっかりと隠しておくように申しつけられた 私は彼女のところにいた 黄金の美しさにも 彼女は誓った 私への愛を替えることはないと 私にだけ情熱を燃やし 私を愛すると 兄のように愛すると 私は彼女のところにいた 私もずっと 彼女の魂とともに生きていこう、彼女の魂と たとえ彼女が私を捨てても 私は決して裏切り者にはなるまい |
ラフマニノフが時々書く熱烈な愛の賛歌。最後があっさりと終わるのが少々勿体ないですが(盛り上げて終わったらもっとポピュラーになっていたことでしょう)、この熱いメッセージ性のある音楽はなかなかに魅力的です。
( 2010.01.23 藤井宏行 )