Despair XXVIa no.28 6 Canzonettas |
絶望 6つのオリジナル・カンツォネッタ 第1集 |
The anguish of my bursting heart Till now my tongue hath ne'er betray'd. Despair at length reveals the smart; No time can cure,no hope can aid. My sorrows verging to the grave, No more shall pain thy gentle breast. Think,death gives freedom to the slave, Nor mourn for me when I'm at rest. Yet,if at eve you chance to stray Where silent sleep the peaceful dead, Give to your kind compassion way, Nor check the tears by pity shed. Where'er the precious dew drop falls, I ne'er can know,I ne'er can see; And if sad thought my fate recalls, A sigh may rise,unheard by me. |
私の破裂しそうな心の苦悩を 今まで私の舌は決して洩らすことはありませんでした 絶望がとうとうその苦悩を露わにします 時も癒しとなれず、希望も救いにはなれません 墓に近づこうとする私の悲しみは、 これ以上あなたの安らかな胸を苦しめることはないでしょう。 考えてください、死は奴隷にも自由を与えるのです。 私が死んでも私のために悲しんだりしないでください。 それでも、もしも夕べにあなたが偶然に迷い込み、 この平穏な死者が黙して眠る場所に来ることがあるなら あなたの寛大な共感に身をまかせ 憐れみより涙が流れるのをも気にしないでください どこにその貴い露が落ちていようとも 私には知ることもできず、見ることもできません。 そして悲しい思いが私の運命を思い出したならば 溜息が漏れるかもしれません、私が聞くことはないのですけれど |
( 2011.01.15 藤井宏行 )