Weihnachtlied Op.79-16 Liederalbum für die Jugend |
聖なる夜の歌 若者のための歌のアルバム |
Als das Christkind war zur Welt gebracht, Das uns von der Hölle gerettet, Da lag’s auf der Krippe bei finstrer Nacht, Auf Stroh und Heu gebettet; Doch über der Hütte glänzte der Stern, Und der Ochse küßte den Fuß des Herrn. Halleluja,Kind Jesus! Ermanne dich,Seele,die krank und matt, Vergiß die nagenden Schmerzen. Ein Kind ward geboren in Davids Stadt Zum Trost für alle Herzen. O laßt uns wallen zum Kindlein hin, Und Kinder werden in Geist und Sinn. Halleluja,Kind Jesus! |
幼子キリストがこの世にお生まれになったとき 我らを地獄からお救いになられようと 御子は暗い夜に飼い葉桶の上に横になられていた 藁と干し草をベッドとなして けれど小屋の上には星が輝き 牡牛は主の足元にくちづけをしたのだ アレルヤ 幼子イエスよ! 勇気を出せ、魂よ、病み疲れし者よ 気にするな この刺すような苦しみを ひとりの御子がお生まれになったのだ ダビデの町に すべての心を慰めんとして おお われらを御子のもとに向かわせたまえ そして子供となろうぞ 心の底から アレルヤ 幼子イエスよ! |
シューマンのアンデルセンの詩による歌曲では、1840年の歌の年にシャミッソーの手になるドイツ語訳の詩にいくつか付けているものがありますが、この曲のドイツ語訳は誰の手になるものかはまだ分かっておりません。しみじみとクリスマスの到来を祝うこの歌、最後の「ハレルヤ」の部分には合唱を入れています。これもあってかなかなか取り上げられることが多くはないですが、シンプルな曲想の中に敬虔なたたずまいでとても美しい曲です。
( 2010.12.11 藤井宏行 )