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Nichts Schöneres   Op.36-3  
  Sechs Gedichte aus dem Liederbuch eines Malers
この上なくすばらしいこと  
     ある画家の歌の本よりの6つの詩

詩: ライニック (Robert Reinick,1805-1852) ドイツ
    Lieder - Frühling und Liebe  Nichts Schöneres

曲: シューマン,ロベルト (Robert Alexander Schumann,1810-1856) ドイツ   歌詞言語: ドイツ語


Als ich zuerst dich hab' gesehn,
Wie du so lieblich warst,so schön,
Da fiel's mein Lebtag mir nicht ein,
Daß noch was Schönres sollte sein,
Als in dein liebes Augenpaar
Hineinzuschauen immerdar.

Da hab ich denn so lang geschaut,
Bis du geworden meine Braut,
Und wieder fiel es mir nicht ein,
Daß noch was Schönres könnte sein,
Als so an deinem roten Mund
Sich satt zu küssen alle Stund.

Da hab ich denn so lang geküßt,
Bis du mein Weibchen worden bist,
Und kann nun wohl versichert sein,
Daß noch was Schönres nicht kann sein,
Als wie mit seinem lieben Weib
Zu sein so ganz ein Seel und Leib.

ぼくが初めて君を見たときに
どれほど君は愛らしく、きれいだったことだろう
そして思った、ぼくの人生では二度と
これほど素晴らしいことは起こらないだろうと
君のふたつの瞳を
ずっと見つめ続けること以上のことは

こうして君をずっと見つめてきた
君がぼくの花嫁となってくれるまで
そしてまた思った、ぼくにはもう決して
これ以上すばらしいことは起こらないだろうと
こうして君の赤いくちびるに
思い切りずっとくちづけする以上のことは

こうして君にずっとくちづけしてきた
君がぼくの妻となってくれるまで
そして今こそ良くわかったのだ
これ以上すばらしいことは起こらないのだと
こうして愛する妻と
魂も肉体も一体であり続ける以上のことは


クララとの結婚を目前にしてここまでストレートな詩を選び曲をつけているとなると、もはや何も申し上げることはありません。
「この幸せ者!」とでも言って突っついてやりましょうか...

( 2010.11.07 藤井宏行 )


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