Das Glück Op.79-15 Liederalbum für die Jugend |
幸福 若者のための歌のアルバム |
Vöglein vom Zweig Gaukelt hernieder; Lustig sogleich Schwingt es sich wieder. Jetzt dir so nah, Jetzt sich versteckend; Abermals da, Scherzend und neckend. Tastest du zu, Bist du betrogen, Spottend im Nu Ist es entflogen. Still! Bis zur Hand Wird’s dir noch hüpfen, Bist du gewandt, Kann’s nicht entschlüpfen. Ist’s denn so schwer Das zu erwarten? Schau’ um dich her: Blühender Garten! Ei,du verzagst? Lass’ es gewähren, Bis du’s erjagst, Kannst du’s entbehren. Wird’s doch auch dann Wenig nur bringen, Aber es kann Süßestes bringen. |
枝の上の小鳥は 羽ばたき降りてきて 楽しそうに再び 飛び去ってゆく 今近づいたかと思えば 次には隠れる それからまた戻ってくる ふざけてからかってるんだな お前を捕まえようとしても お前はさっとかわして 馬鹿にしたように、あっという間に 飛び去ってゆくのだ じっとしてろよ!この手のところに お前が舞い戻ってきたら しっかり捕まえて 絶対逃がさないからな だけどつらくないか じっと待ってるってのは? お前のまわりを見渡してご覧よ 花でいっぱいの庭だ! おい、もういやだって? 許してやるってか あいつを捕まえるまでは 辛抱しなくちゃだめだぜ 捕まえたってそいつは 何の役に立つわけでもない だけどそいつは きれいな声で歌うだろう |
なかなかに洒落たデュエットです。花盛りの庭で小鳥を捕まえようと頑張る少年の姿でしょうか。最後のオチもなかなかに微笑ましいです。捕まえられる小鳥の方としてはたまったものではないでしょうけれども。
( 2010.08.08 藤井宏行 )