Melodia Op.74-9 17 Chant Polonais |
メロディー 17のポーランドの歌 |
Z gór,gdzie dźwigali Strasznych krzyżów brzemię, Widzieli z dala obiecaną niemię. Widzieli światło niebieskich promieni, Ku którym w dole ciągnęło ich plemię, A sami do tych nie wejdą przestrzeni! Do godów życia nigdy nie zasiędą, I nawet,nawet może zapomnieni,będą. |
山々、そこは彼らが背負っていたところ 恐ろしく重い十字架を 彼らはそこから約束の地を眺める 彼らはそこから青い光を見る 谷底へと向かって彼らの種族たちを引き寄せているが 彼らは決してその場所へと足を踏み入れることはない 人生の祝宴に決して加わることもなく そしてきっと、きっと忘れ去られてしまうのだろう |
1847年作曲の、現在分かっている中ではショパン最後の歌曲作品です。別に最後だからというわけではないでしょうけれども、たいへんに難解で解釈しにくい歌です。詩もよくわからないのですが、音楽の方も半音階を駆使して、明るいとも暗いともなんとも言い難い不思議な雰囲気を描き出しているのです。これまでの暗いものにしても明るいものにしても、ストレートな表現が持ち味であったショパンの歌曲の中で異彩を放っているでしょうか。
詩は旧約聖書を下敷にしているような感じがしますが(もっとも「十字架」は新約のものですけれど)、元ネタは分かりませんでした。
( 2010.07.23 藤井宏行 )