Einfältiges Lied Brettl-Lieder |
単純な歌 ブレットルリーダー |
König ist spazieren gangen, Bloß wie ein Mensch spazieren gangen, Ohne Szepter und ohne Kron', Wie ein gewöhnlicher Menschensohn. Ist ein starker Wind gekommen, Ganz gewöhnlicher Wind gekommen, Ohne Ahnung,wer das wär', Fällt er über den König her. Hat ihm den Hut vom Kopf gerissen, Hat ihn über's Dach geschmissen, Hat ihn nie mehr wiedergesehn! Seht ihr's! Da habt ihr's! Das sag' ich ja! Treiben gleich Allotria! Es kann kein König ohne Kron', Wie ein gewöhnlicher Menschensohn Unter die dummen Leute gehn! |
王様が散歩に出かけたのさ ちょうどまあ一般人が散歩に出かけるような感じで 杓も持たず 王冠もなしで そんじょそこらのガキが出かけるみたいに すると激しい風が吹いてきた そんじょそこらの風だったんだが まるで考えてなかった、それが誰なんだかを 王様に吹きかけたときには 王様の頭から帽子を奪い取ると 屋根の向こうに吹き飛ばしてしまった もう二度と見つけることはできなかった きみも見ただろう! ほら良く分かったろう! 私の言うことが! おふざけと同じ行為さ! 王様というのは王冠なしではやれないもんなんだ そこいらの一般人のガキのように 愚かな民衆の間を歩き回るようなことは |
「単純な歌」とはありますが、けっこう意味深長で私にはうまく訳せませんでした。まあ「馬子にも衣装」とでもいったことなのでしょうか。水戸のご老公のようなことは権力者は真似てはいけません、それらしい格好をしていないとどこの馬の骨とも見分けがつきませんからね、てなことと私は読んで納得しました。
( 2010.07.11 藤井宏行 )