Trennung Op.97-6 Sechs Lieder |
お別れ 6つの歌曲 |
Da unten im Tale Läuft's Wasser so trüb, Und i kann dir's net sagen, I hab' di so lieb. Sprichst allweil von Liebe, Sprichst allweil von Treu', Und a bissele Falschheit Is auch wohl dabei. Und wenn i dir's zehnmal sag, Daß i di lieb und mag, Und du willst nit verstehn, Muß i halt weitergehn. Für die Zeit,wo du gliebt mi hast, Da dank i dir schön, Und i wünsch,daß dir's anderswo Besser mag gehn. |
あそこの谷底にゃ えろう濁った水ば流れちょる で おらぁおめえにゃ言えねえんだ おらぁおめえが好きなんだって あんたぁいつだって愛のことばっかしゃべる いつだって誠のことばっかしゃべる そいでもちょいとばかしのウソが そん中にゃまじっとるわ こうやって何十ぺんも おめえを好きだと言うたところで おめえが聞いちゃくれねえならば おらぁ遠くへ行くしかないだ あたしを長いこと愛してくれたってことにゃあ あんたにたんとお礼するけどさ あたしゃお願いしましょ、あんたが別のとこじゃ もっとうまくいくようにね |
もともとドイツ南西部、シュヴァーベン地方の民謡なのだそうで、オリジナルをブラームスが編曲したものの方が有名なようです。
これはブラームス独自のメロディの全く別の曲ですが、もともと民謡風のメロディはお得意な人ですから、これはこれでなかなか面白い仕上がりになっています。
歌詞もそういうわけで、かなり標準ドイツ語とは違っていますので、どこの方言ともつきませんが、あやしく訛らせて訳してみました。さて曲想に合っておりますかどうか?
( 2010.07.02 藤井宏行 )