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Trennung   Op.97-6  
  Sechs Lieder
お別れ  
     6つの歌曲

詩: ドイツ語の民謡 (Volkslieder,-) 
      

曲: ブラームス (Johannes Brahms,1833-1897) ドイツ   歌詞言語: ドイツ語


Da unten im Tale
Läuft's Wasser so trüb,
Und i kann dir's net sagen,
I hab' di so lieb.

Sprichst allweil von Liebe,
Sprichst allweil von Treu',
Und a bissele Falschheit
Is auch wohl dabei.

Und wenn i dir's zehnmal sag,
Daß i di lieb und mag,
Und du willst nit verstehn,
Muß i halt weitergehn.

Für die Zeit,wo du gliebt mi hast,
Da dank i dir schön,
Und i wünsch,daß dir's anderswo
Besser mag gehn.

あそこの谷底にゃ
えろう濁った水ば流れちょる
で おらぁおめえにゃ言えねえんだ
おらぁおめえが好きなんだって

あんたぁいつだって愛のことばっかしゃべる
いつだって誠のことばっかしゃべる
そいでもちょいとばかしのウソが
そん中にゃまじっとるわ

こうやって何十ぺんも
おめえを好きだと言うたところで
おめえが聞いちゃくれねえならば
おらぁ遠くへ行くしかないだ

あたしを長いこと愛してくれたってことにゃあ
あんたにたんとお礼するけどさ
あたしゃお願いしましょ、あんたが別のとこじゃ
もっとうまくいくようにね


もともとドイツ南西部、シュヴァーベン地方の民謡なのだそうで、オリジナルをブラームスが編曲したものの方が有名なようです。
これはブラームス独自のメロディの全く別の曲ですが、もともと民謡風のメロディはお得意な人ですから、これはこれでなかなか面白い仕上がりになっています。
歌詞もそういうわけで、かなり標準ドイツ語とは違っていますので、どこの方言ともつきませんが、あやしく訛らせて訳してみました。さて曲想に合っておりますかどうか?

( 2010.07.02 藤井宏行 )


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