Ubostwienie |
あこがれ |
Chcąc moją miłość wyśpiewać,wyrazić Słów mi brakuje,innych mi potrzeba, I chciałbym nowe tobie przyniesść z nieba, By cię nie smucić albo nie obrazić. Dziwię się patrząc,gdy swą nóżkę stawasz, e tam w tej chwili kwiatki nie wyrosną. e ptasząt małych zgraja,myśląc żeś ty wiosna, Z tobą wraz nie śpiewa,wtedy gdy rozmawiasz. Zazdroszczę słońcu co się z tobą pieści, I wietrzykowi,co w twych włosach igra, Zazdroszczę lutni co twą piosnkę wygra, I w świat lecącej o twych wdziękach wieści. Patrzę strwożony na twoje ramiona, Czy nie masz skrzydeł,by z tej zwlecieć zeimi, Czy zatęskniwszy za braćmi swoimi, Nie sechcesz powrócić do aniołow grona. |
あなたへの愛を歌うには とても言葉は足らないけれど それをそっと空から届けたい あなたを驚かせないよう そして悲しみが癒えるように とっても不思議なのは、あなたが足を踏み入れたとたん どんな美しい花も色あせ あなたが話しているときには、楽しげな鳥の声さえも だまって歌わずにいること あなたを抱きかかえるように射す陽の光がうらやましい あなたの美しい髪をなでるそよ風が そしてあなたの歌を奏で、 その美しさを世界中に告げるリュートの音が わたしは恐る恐る あなたの腕を見る それが腕ではなく翼であって あなたの兄弟である天使たちのところへと 飛び立っていってしまうのではないかと |
東欧のクラシック歌曲は、言葉の壁のせいかなかなかメジャーになれないような気がします。東欧出身の歌手、ポップとかベニャチコヴァがけっこう頑張って録音しているのですが、あのドヴォルザークの曲ですら、一部の有名曲を除いては知られざる曲に止まっているのは残念な限りです。
中でも、この人が知られざるのはとても惜しい!と思うのはポーランドの国民的オペラの父と呼ばれるスタニスラフ・モニュシコ(1819-1872)です。
この人の歌曲は、豊かな民族色にちょっと悲しげな(多くの曲は長調なのですが)旋律が素晴らしく、ポロネーズやマズルカのリズムに美しい旋律が乗っているのを聴くのは溜息もので、ショパンの歌曲が、いまいち彼の民族色あふれるピアノ曲のような味わいに欠けて満足行かないと思われている方にはぜひ聴いて頂きたい珠玉の作品ばかりです。
今回取り上げた曲はマズルカのリズムにのせて歌い上げられる恋の歌で、「ヤン・プレソヴィッツを模して」という副題がありますから擬古典的な歌なのかも知れません。あの3拍子の独特のリズムが、感極まってくるとふっとリタルダンドして歌いこむところなど実に素敵で、ポーランド語の分からない私でも思わず引き込まれてしまいます。手元にある演奏は、ソプラノのツィリス?ガラとピアノのイヴァルディのコンビのPhenix盤で、世界初録音との記述があります。その後新録音が出たという話も聴きませんので、恐らくこれが唯一の演奏かも知れません。ただこのCDの25曲、どれも本当に絶品で、彼女の控えめで端正な歌い方が曲の味わいを深めているような気がします。(私の持っているのがイタリア盤なもので、対訳はイタリア語しかついてないので訳は相当いいかげんです)
( 1998.08.09 藤井宏行 )