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Gdzie lubi   Op.74-5  
  17 Chant Polonais
大スキなコト  
     17のポーランドの歌

詩: ヴィトヴィツキ (Stefan Witwicki,1801-1847) ポーランド
      Gdzie lubi

曲: ショパン (Fryderyk Franciszek Chopin,1810-1849) ポーランド   歌詞言語: ポーランド語


Strumyk lubi w dolinie,
Sarna lubi w gęstwinie,
Ptaszek lubi pod strzechą,
Lecz dziewczyna,dziewczyna!

Z uciechą lubi gdzie niebieskie oko,
Lubi gdzie i czarne oko,
Lubi gdzie wesołe pieśni,
Lubi gdzie i smutne pieśni.

Sama nie wie gdzie lubi,
Wszędzie,wszędzie serce zgubi,
Sama nie wie gdzie lubi,
Wszędzie,wszędzie serce zgubi.


小川は谷間に流れ込むのがスキ
鹿は森に分け入るのがスキ
小鳥は藁葺き屋根がスキ
けれどオトメは、オトメは!

喜び一杯に 青い瞳のひとがスキ
黒い瞳のひともスキ
楽しい歌もスキだし
悲しい歌もスキ

何がスキなコトなんだかわかってナイんだけど
どこだって、どこだって夢中になっちゃうの
何がスキなコトなんだかわかってナイんだけど
どこだって、どこだって夢中になっちゃうの


有名な第一曲「願い」と並んで、ショパンが19歳のときに書いた最初の歌曲のひとつです。大変に短い作品なのですが曲想に変化があってなかなかに良くできた展開。冒頭の流麗なメロディが、「だけど乙女は」のところで一度タメを作ってから、ウキウキしたマズルカのリズムになって好きなものを列挙します。そして再び冒頭のメロディが帰ってきますが、今度はずっとあでやかに堂々と歌われ、曲を閉じるのです。
ショパンの歌曲の中でも指折りのお茶目な歌ということもあり、ここでも訳詞はちょっと遊ばせて頂きました。もっとも私の能力の範囲で行同士の訳語の対応は取れるようにしております。正しい保証はまるでないですが。

( 2010.04.15 藤井宏行 )


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