Svezh i dushist tvoj roskoshnyj venok Op.43-3 Vesnoj |
爽やかで香り高いお前の華やかな花輪 春に |
Svezh i dushist tvoj roskoshnyj venok, vsekh v nem tsvetov blagovonija slyshny, kudri tvoi tak obil’ny i pyshny,- svezh i dushist tvoj roskoshnyj venok. Svezh i dushist tvoj roskoshnyj venok, jasnogo vzora zhivitel’na sila,- net,ja ne verju,chtob ty ne ljubila: svezh i dushist tvoj roskoshnyj venok Svezh i dushist tvoj roskoshnyj venok. Schastiju serdtse legko predaetsja: mne bliz tebja khorosho i poetsja. Svezh i dushist tvoj roskoshnyj venok. |
爽やかで香り高いお前の華やかな花輪 そこではすべての花たちが香りを振りまき お前の髪はとても豊かで美しい 爽やかで香り高いお前の華やかな花輪 爽やかで香り高いお前の華やかな花輪 澄んだ眼差しに力は満ち溢れている 違う、私は信じない お前が愛してくれていないなどとは 爽やかで香り高いお前の華やかな花輪 爽やかで香り高いお前の華やかな花輪 幸せに満ちて心は軽やかに夢うつつ 私はお前のそばで心地よく歌ったのだ 爽やかで香り高いお前の華やかな花輪 |
作品43の歌曲集「春に」の4曲のうちで、この曲だけがフェートの詩です。「爽やかで香り高いお前の華やかな花輪」の繰り返しが大変素朴に響き。分散和音で春のときめきを見事に描き出すピアノ伴奏となかなか良いコラボレーションです。歌詞は他愛もないものですが、春になって者みな恋をする季節、純朴な青年が恋に憧れておずおずとそんな心をつぶやいているかのような味わい深い曲になっていると思います。歌曲集の中では1曲目や2曲目に比べるとほとんど取り上げられることもないマイナー曲ではありますが、私はこの歌曲集4曲の中で聴いていて一番心に響きました。
( 2010.03.14 藤井宏行 )