Chto v imeni tebe mojom? Op.4-1 Chetyre romansa |
あなたにとって私の名前が何だというのか? 4つのロマンス |
Chto v imeni tebe moem? Ono umret,kak shum pechal’nyj Volny,plesnuvshej v bereg dal’nij, Kak zvuk nochnoj v lesu glukhom. Chto v nem? Zabytoe davno V trevogakh novykh i mjatezhnykh, Tvoej dushe ne dast ono Vospominanij svetlykh nezhnykh. No v chas pechali,v tishine, Proiznesi ego toskuja; Skazhi: est’ pamjat’ obo mne, Est’ v mire serdtse,gde zhivu ja... |
あなたにとって私の名前が何だというのか? それは悲しいノイズのように消えてしまうだろう はるかな岸辺に打ち寄せる波のように 静かな森の中の夜のこだまのように そこにあるのは何だ?久しく忘れ去られて 絶え間ない裏切りに満ちた悩みの中では あなたの胸の中にもよみがえりはしない 輝かしくも清らかな思い出だ だが、もし悲しくなったときには、おだやかに 私の名を口ずさむがいい そうだ、誰かはきっと自分のことを覚えてくれているのだ 世界にはきっとある、私がまだその中に生きている心が... |
以前ショスタコーヴィチの作品91の方のプーシキン歌曲集に入っているものをご紹介したことのありますこの詩、リムスキー=コルサコフは若干詩句に手を入れていると思しきところがあるのと、第2節をばっさりカットしているのが若干気にはなりますが、詩の心は音楽からしっかりと伝わってきます。
淡々と響くピアノの連打の中で静かな歌が流れて行きますが、最後の部分では思いが極まったかのように盛り上がって終わります。
( 2010.02.11 藤井宏行 )