Die Zeit Op.13-5 5 Lieder und ein Kanon |
時 5つの歌曲とひとつのカノン |
Es sitzt die Zeit im weissen Kleid Und webt und singt und webt. Sie sitzt über einem offenen Grab, Es rollen ihr lächelnd die Tränen herab. Es sitzt die Zeit im weissen Kleid Und webt und singt und webt. So sitzt sie singend viel tausend Jahr Und weinend und lächelt und webt immerdar. |
時が座っている 真っ白な服を着て そして紡ぎ 歌い また紡ぐ 時は座っている 開かれた墓の上 こぼすのだ ほほえみながら涙を 時が座っている 真っ白な服を着て そして紡ぎ 歌い また紡ぐ そんな風に時は座り、何千年も歌ってきた そして涙を流し ほほえみ 紡ぐのだ 永遠に |
ウエーバーの歌曲にはギター伴奏で歌われるものが多く、この曲もそんな中のひとつです。他の多くの曲は民謡のように屈託のない素朴なものなのですが、これは哲学的でちょっと深遠な感じもします。時(Zeit)は女性名詞ということで、ここでも糸を紡ぐ女性の姿として描写されていますがなんとも言えず痛々しい描写。ウエーバーの歌曲の中では比較的よく取り上げられます。
( 2010.01.16 藤井宏行 )