Am Sonntag Morgen Op.49-1 Fünf Lieder |
日曜の朝に 5つの歌曲 |
Am Sonntag Morgen,zierlich angetan, wohl weiß ich,wo du da bist hingegangen, und manche Leute waren,die dich sah'n, und kamen dann zu mir,dich zu verklagen. Als sie mir's sagten,hab' ich laut gelacht, Und in der Kammer dann geweint zu Nacht. Als sie mir's sagten,fing ich an zu singen, Um einsam dann die Hände wund zu ringen. |
日曜の朝に カワイクめかし込んで ぼくは知ってるぞ、おまえがどこに行ってたかなんて たくさんの人がいるんだぞ、おまえを見かけ それからぼくのところにやってきて、おまえを非難した人たちが 彼らがぼくにそのことを告げ口したとき、ぼくは大きな声で笑った それから部屋の中で夜通し泣いたんだ 彼らがぼくにそのことを告げ口したとき、ぼくは歌を歌い始めた だけどひとりっきりになったら、両手を痛くなるほどつねったんだ |
ヴォルフが歌曲集を作ったことで名高い、パウル・ハイゼの手になるイタリア民謡からのドイツ語翻訳より取られた素朴な詩につけた音楽です。民謡風の歌曲を作ることにかけては絶妙な腕をもつブラームスのこと、ここでもかなり屈折した詩に味わい深い音楽をつけています。
( 2009.05.05 藤井宏行 )