Junge Lieder II Op.63-6 Neun Lieder und Gesänge |
青春の歌 2 9つの歌曲と歌 |
Wenn um den Holunder der Abendwind kost Und der Falter um den Jasminenstrauch, Dann kos' ich mit meinem Liebchen auch Auf der Steinbank schattig und weich bemoost. Und wenn vom Dorfe die Glocke erschallt Und der Lerche jubelndes Abendgebet, Dann schweigen wir auch,und die Seele zergeht Vor der Liebe heiliger Gottesgewalt. Und blickt dann vom Himmel der Sterne Schar Und das Glühwürmchen in der Lilie Schoß, Dann lasse ich sie aus den Armen los Und küsse ihr scheidend das Augenpaar. |
ニワトコのまわりを夕暮れの風がたわむれ そして蝶がジャスミンの枝のまわりをたわむれるときには ぼくもまたぼくの恋人とたわむれることにしよう 日陰の柔らかく苔むした石のベンチの上で そして村の方からは鐘の音が響き ヒバリの喜びあふれる夕べの祈りの歌声が響く そのときぼくらは言葉もなく、魂は溶けてゆく 愛の清らかなる、神聖な力の前に やがて空には星たちの群れがまたたき ユリの花のふところにホタルがまたたく そのときぼくは彼女をこの腕から解き放ち そしてお別れのキスをするのだ その瞳に |
同じタイトルを持つ「青春の歌 1」ほど音楽のインパクトが強くないからでしょうか。あまり取り上げられることは多くないですが、これもシューマンの末子フェリックスの詩に付けた愛すべき歌曲です。1に遅れること半年ほどの1874年の作曲
( 2009.05.05 藤井宏行 )