Der Blumenstrauß Op.47-5 6 Gesänge |
花束 6つの歌 |
Sie wandelt im Blumengarten Und mustert den bunten Flor, Und alle die Kleinen warten Und schauen zu ihr empor. “Und seid ihr denn Frühlingsboten, Verkündend was stets so neu, So werde auch meine Boten An ihn,der mich liebt so treu.“ So überschaut sie die Habe Und ordnet den lieblichen Strauß, Und reicht dem Freunde die Gabe, Und weicht seinem Blicke aus. Was Blumen und Farben meinen, O deutet,o fragt das nicht, Wenn aus den Augen der Einen Der süßeste Frühling spricht. |
彼女はそぞろ歩く 花いっぱいの庭園を そして眺めるのだ 色とりどりの花たちを かわいい花たちはみな待ち構えて 彼女の方を見上げている 「お前たちが春の使いで いつでも新しいことを告げるのなら 私の使いにもなって 私を誠実に愛してくれるあの人への」 こんな風に彼女は手に持った花を見渡し 可愛らしい花束を作り上げる そして恋人にそのプレゼントを差し出すのだ 彼と目を合わせないようにして 花のとりどりの色が意味すること おお詮索しないで、尋ねないで ひとりの人の瞳から ひたすら甘い春が語りかけているときには |
作曲者の友人のクリンゲマンの詩につけたこの曲、地味ながらとても美しいです。可愛らしい少女の恋する想いが微笑ましく描かれています。
( 2009.04.01 藤井宏行 )