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Gruß   Op.19a-5  
  6 Gesänge
あいさつ  
     6つの歌

詩: ハイネ (Heinrich Heine,1797-1856) ドイツ
    Neue Gedichte - Neuer Frühling(新詩集-新しい春 1844) 6 Leise zieht durch mein Gemüt

曲: メンデルスゾーン (Jakob Ludwig Felix Mendelssohn,1809-1847) ドイツ   歌詞言語: ドイツ語


Leise zieht durch mein Gemüt
Liebliches Geläute,
Klinge,kleines Frühlingslied,
Kling hinaus ins Weite.

Kling hinaus bis an das Haus,
Wo die Blumen sprießen,
Wenn du eine Rose schaust,
Sag,ich laß sie grüßen.

静かに広がってゆく ぼくの心を越えて
この愛らしい響きは
響け ちいさな春の歌よ
響け はるか遠くまで

響け あの家のところまで
そこには花が咲いている
もしお前が一輪のバラに出会ったなら
告げてくれ、ぼくは彼女に挨拶を送っているのだと


グリーグがドイツ語の詩につけたきらめくような可愛らしいメロディの曲(こちらは一部語の変更があります)が印象的なこのハイネの詩、メンデルスゾーンはもっとしっとりと、噛み締めるようなメロディを付けました。ゆったりと始まるピアノの前奏も印象的。こちらの方に魅力を感じられる方も多いことでしょう。短い詩ですから曲もシンプルに、あっという間に終わります。

( 2009.04.01 藤井宏行 )


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