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Pagenlied   WoO 17  
  2 Lieder
小姓の歌  
     2つの歌曲

詩: アイヒェンドルフ (Josef Karl Benedikt von Eichendorff,1788-1857) ドイツ
    Gedichte - 1. Wanderlieder  Der wandernde Musikant II

曲: メンデルスゾーン (Jakob Ludwig Felix Mendelssohn,1809-1847) ドイツ   歌詞言語: ドイツ語


Wenn die Sonne lieblich schiene
Wie in Wälschland,lau und blau,
Ging' ich mit der Mandoline
Durch die überglänzte Au'.

In der Nacht das Liebchen lauschte
An dem Fenster,süß verwacht;
Wünschte mir und ihr,uns Beiden,
Heimlich eine schöne Nacht,

太陽が愛らしく輝くとき
まるでイタリアみたいに、暖かく青く
ぼくはマンドリンを持って出かける
ひときわ輝く草地の脇を抜け

夜になれば恋人が聴いてくれるのさ
窓辺で、やさしく目を覚まして
ぼくとあの子、ふたり一緒の願いは
秘密のこの素晴らしい夜


作品番号がついていない関係で「遺作」とされることもある曲ですが、実際は彼の生前にも出版されたことはあるようで、なぜ作品番号が付けられていないのかはよくわかりません。彼の歌曲の中では有名な方の作品で、非常によく取り上げられます。歌詞はご覧の通り明るい恋の歌ですが、メロディはどこかひそやかに物悲しく、とても印象に残る作品です。上では繰り返しは書きませんでしたけれども、最後に第1節が繰り返されて終わります。1835年に出版の作品で、「2つの歌」として同じくアイヒェンドルフの詩につけたもうひとつの曲「森の館 Das Waldschloss」と一緒になっていたようです。

( 2009.04.01 藤井宏行 )


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